ハイブリッドクラウド

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2種類あるクラウド(All-Inクラウド、ハイブリッドクラウド)の中から、ここではハイブリッドクラウドについて説明します。

ハイブリッドデプロイとは、クラウドベースのリソースと、クラウドにはない既存のリソース との間でインフラストラクチャとアプリケーションを接続する方法です。ハイブリッドデプロ イの最も一般的な方法は、クラウドと既存のオンプレミスのインフラストラクチャとの間で、 クラウドのリソースを社内システムに接続することにより組織のインフラストラクチャをクラ ウドに拡張させ、大きくするというものです。

◆ハイブリッドクラウドが生まれた背景

AWS(Amazon Web Services)に代表されるパブリッククラウドなどのクラウドサービスは、「クラウドファースト」という言葉を生み出すほど、その利便性やコストパフォーマンスの高さから様々な企業で活用されるようになってきました。また、金融系のようなセキュリティに厳しい業態にもクラウドサービスは普及してきています。

ただ、全てのシステムやデータをクラウド化できるわけではありません。個人情報や基幹システムのデータのように厳重管理が必要な情報は、単純なクラウド化は難しいでしょう。一方で、キャンペーンサイトのように瞬間的に大量トラフィックを処理しなければならない場合、従量課金であるクラウドのほうが向いています。一時的なトラフィック増加(ワークロードのピーク)に合わせたインフラ投資は、費用対効果が見合わないからです。

このように、企業は利用状況によってコストコントロールがしやすいクラウドでの稼働に向くシステム、セキュリティ要件の高い情報や今すぐクラウド化できないシステムの、双方を同時に管理し、コストを最適化する必要が出てきています。そこで登場したのが「ハイブリッドクラウド」という考え方です。

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