クラウドファースト

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クラウドファーストとは?

企業が情報システムの設計や移行に際してクラウドサービスの採用を第一に検討する方針のことをいいます。

「クラウドコンピューティング」という言葉が世に登場したのは、2006年頃のことです。このわずか10年の間に、クラウドコンピューティングを取り巻く環境は急激な変化を遂げています。当初のクラウドは宣伝文句的なバズワードとみなされ、大学・研究機関や一部の先進的な企業のみが利用するシステムに過ぎませんでした。しばらく経つと、一般企業でも情報系システムを中心に活用されはじめ、急速に浸透し、最近では基幹システムにも使われるようになりました。

クラウドコンピューティングは、自社のシステムをクラウド上に構築することで、コンピュータや通信機器、ソフトウェアライセンスなどシステム基盤を自社で所有・運用する必要がなくなり、システム運用の多くの部分を利用実績に応じて料金を支払う変動費とすることができます。また、固定的な設備が不要になることで新システム導入のための初期投資を抑えたり、準備期間を短縮することも期待できます。日進月歩の技術進化や年々高度化・複雑化するセキュリティ問題に対しても、自社の人員だけで対応する必要がなくなり、クラウド事業者の専門家による対応や支援を期待できるようになります。

今世の中で圧倒的なシステムエンジニア不足の中で、専門家がシステム基盤を面倒みてくれることは非常に魅力的です。そのため企業のシステム基盤を外部企業が運用するIaaSやPaaSを利用するという考え方が浸透してきたのだと思います。

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