リージョン間でのAMI コピー手順

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概要

地理的に分散したリージョンに AMI をコピーする手順を紹介します。AMI を最初にリージョンにコピーするときに、そのリージョンにコピーされた AMI に Amazon S3 バケットを作成します。そのリージョンにコピーするすべての AMI が、このバケットに保存されます。バケット名の形式は次のとおりです: [amis-for-アカウント-in-リージョン-ハッシュ]

リージョン間でのAMIコピーを行うメリットとして以下のようなものがあります。

一貫性:一貫性のあるグローバルなデプロイメント: 1 つのリージョンから別のリージョンに AMI をコピーすることで、一貫性のあるインスタンスを同じ AMI から別のリージョンに起動できます。
スケーラビリティ:ユーザーの場所にかかわらず、ユーザーのニーズに合ったグローバルアプリケーションをより簡単に設計できます。
パフォーマンス:アプリケーションを配布したり、アプリケーションの重要なコンポーネントをユーザーの近くに配置したりすることでパフォーマンスを向上できます。また、インスタンスの種類や他の AWS サービスなどリージョン固有の機能を活用することもできます。
高可用性:アプリケーションを設計し、AWS リージョン全体にわたってデプロイして可用性を高めることができます。

前提条件

 項目 内容
 整合性・適合性 AMI をコピーする前に、ソース AMI のすべてのコンテンツが、異なるリージョンでの実行をサポートするように更新されていることを確認する必要があります。たとえば、データベース接続文字列や同様のアプリケーション設定データが、適切なリソースを指すように更新する必要があります。
 コピー数制限  コピー先のリージョンには、AMI の同時コピーが 50 個までという制限があり、1 つのコピー元リージョンからは 25 個までです。
 AMI ID コピー処理により作成された新しいAMIは独自のAMI IDを持ちます。
 パーミッション 自分がオーナーのAMIをコピーできます。コピー処理でパーミッション、タグはコピーしません。コピー先のリージョンで設定し直す必要があります。
バージョン コピー処理はコピー先のリージョン内の同等のAmazon RAM ImageとAmazon Kernel Imageに更新します。

リージョン間でのAMI コピー手順

  1. マネジメントコンソールでEC2 コンソールを開きます。
  2. コンソールのナビゲーションバーから、AMI を含むリージョンを選択します。ナビゲーションペインで、[Images]、[AMIs] の順に選択し、リージョンで利用できる AMI のリストを表示します。
  3. コピーする AMI を選択して、[Actions]、[Copy AMI] の順に選択します。
  4. [Copy AMI] ダイアログボックスで、下記の情報を指定してします。
    • [Destination region]: AMI をコピーするリージョン。
    • [Name]: 新しい AMI の名前。この名前にはオペレーティングシステム情報を含めることができます (この情報は AMI の詳細としては表示されません)。
    • [Description]: デフォルトでは、オリジナルからコピーを見分けられるように、ソース AMI に関する情報が説明に含まれています。この説明は必要に応じて変更できます。
    • [Encryption]: ターゲットスナップショットを暗号化するか、別のキーを使用して再暗号化する場合は、このフィールドを選択します。
    • [Master Key]: ターゲットスナップショットを暗号化するための KMS キー。
  5. コピーオペレーションが開始したことを知らせる確認ページが表示され、新しい AMI の ID が提供されます。コピーオペレーションの進行状況をすぐに確認するには、提供されたリンクをクリックしてください。後で進行状況を確認するには [Done] を選択し、自分の準備ができたときに、ナビゲーションバーを使用してターゲットリージョン (ある場合) を切り替え、AMI のリストから AMI を見つけます。ターゲット AMI の初期ステータスは pending です。ステータスが available になると、オペレーションは完了します。

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