AWS構成パターン(ELB/トラフィック処理性能評価)

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評価内容

ここではELBの性能評価内容と結果を紹介します。

※ELBについては、ロードバランサー Elastic Load Balancing(CLB,ALB,NLB)を参照

負荷に応じてALBとNLBがスケールし、性能向上するかを評価した結果を紹介します。この評価では、ALBとNLBの性能向上の仕方を理解し、AWSのロードバランサーを使いわける判断材料とすることを目的としています。

なおALBもNLBも自動的にスケールしますが、AWSは上限仕様を公開していないし、上限を求める評価ではなく、負荷を上げた際のALBとNLBがどこまで対応できるかを検証したいと思います。勿論環境に依存するので、参考情報としてください。

評価内容としては、WEBサーバ(仮想マシンのスペックでボトルネックにはならない)をAZ毎に準備し、クライアントから1MBのhtmlファイルゲットするアクセスを、4件x50スレッド、8件x50スレッド、16件x50スレッドという具合に順次リスエスト数を上げていき検証してみました。

構成イメージ

評価結果

リクエスト数 ALB(転送速度) NLB(転送速度)
4件x50スレッド 1000Mbps 1000Mbps
8件x50スレッド 1800Mbps 1800Mbps
16件x50スレッド 1800Mbps 3200Mbps
24件x50スレッド 1800Mbps 4200Mbps
32件x50スレッド 1800Mbps 4200Mbps

ALBが処理できるトラフィック量としては、1800Mbpsで頭打ちになった。一方NLBは4200Mbpsで頭打ちになった。

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