AWS構成パターン(CloudFlontキャッシュ)

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構成概要

グローバル環境において、コンピュータとモバイルデバイスの普及により、より多くの人がインターネット上のコンテンツへアクセスするようになり、より早く安定的なデータを利用者へ届けることが求められています。そんな中、距離が離れていると、それだけで遅延が発生してしまうため、コンテンツ配信元が1か所しかない場合は、ユーザエクスペリエンスが低下してしまいます。そこでアクセスの多い地域にコンテンツのキャッシュデータを配置することで地理的に近い所でユーザへコンテンツを配信することが可能になります。

地域ごとにキャッシュデータを配置しユーザへコンテンツ配信を可能にするサービスがCloudFlontです。今回は、東南アジア・ヨーロッパ・北米にCloudFlont(エッジサーバ)を配置してコンテンツ配信を行うCloudFlontキャッシュ構成パターンを想定します。「CloudFlontキャッシュ構成」のために、EC2S3CloudFlontのサービスを組み合わせます。

構成のポイント

  • エッジサーバをアクセスの多い地域ごとに配置
  • CloudFlont地域限定機能を用いて、地域の特性にあわせたコンテンツ配信を可能とする
  • CloudFlont設定時に、発行されるDNS名を用いる

ユースケース

・地理的に離れたユーザへのコンテンツ配信レスポンスを向上させたい

・コンテンツのダウンロード処理を分散させたい

・既存サーバを生かしながら、コンテンツ配信能力をたかめたい

・インターネット上のサービスをグローバルへ拡大したい

留意事項

留意事項 内容
キャッシュタイムアウト設定 配信元のキャッシュタイムアウト設定に基づいて、キャッシングが行われるため、配信元のコンテンツを変更しても、リアルタイムでエッジサーバにも反映されるわけではない

PoC(Proof of Concept)

想定シナリオとして、東京リージョンで公開しているサイトコンテンツコンテンツの容量が大きくダウンロードパフォーマンスが課題であった。この課題にたいして、比較的アクセス数の多い東南アジア・ヨーロッパ・北米にエッジサーバを配置してコンテンツ配信を行う「CloudFlontキャッシュ構成手順」について紹介します。

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