既存のEC2インスタンス(Linux 仮想マシン)に新たにデータ用にEBSボリュームをアタッチする手順を紹介します。
新たにEBSボリュームを作成
マネジメントコンソールのサービスから[EC2]を選択します。左ペインから[ELASTIC BLOCK STORE]→[Volumes]を選択し、[Create Volumes]をクリックします。
EBSボリューム詳細設定
事前に、EC2のAZを確認しておきます。
| 項目名 | 説明 |
|---|---|
| VolumeType | デフォルトは汎用 SSD (gp2) ボリュームです。このボリュームは、さまざまなワークロードに対応できるコスト効率の高いストレージとして使用できます。これらのボリュームでは、レイテンシーは 1 桁台のミリ秒であり、長時間 3,000 IOPS にバーストできます。 |
| Size | 必要なボリュームサイズを入力します。 |
| IOPS | ※Provisioned IOPSを選択した場合のI/O性能を設定します。 |
| Availability Zone | EBSを作成するゾーンを設定します。 |
| Snapshot | EBS作成時に元になるSnapshotを指定する場合に使用します。Snapshotの内容を使いたいけど、Snapshotとは異なるボリュームサイズにしたい時等に使用します。 |
EC2インスタンスに作成したEBSボリュームをアタッチ
※事前に、EC2インスタンスのinstance IDを確認しておきます。
| 項目名 | 説明 |
|---|---|
| VolumeType | 選択したEBSボリューム |
| Instance | EBSを追加したいEC2インスタンスを指定 |
| Device | EC2内でのデバイス名を指定します。通常はInstanceを選択した時点で最適なデバイス名が自動で設定されます。 |
アタッチが完了すると、StateがAvailable→in-useに変更になります。
Linux 仮想マシンからEBSボリュームマウント
現在のマウント状態を確認
新規に作成さいたボリュームがマウントされていないことを確認
| [ec2-user@ip-172-31-47-72 ~]$ df -h Filesystem Size Used Avail Use% Mounted on devtmpfs 488M 60K 488M 1% /dev tmpfs 497M 0 497M 0% /dev/shm /dev/xvda1 7.8G 1.1G 6.7G 14% /
|
ファイルシステム作成
新ボリュームへファイルシステムを作成します。
| [ec2-user@ip-172-31-47-72 ~]$ sudo su – [root@ip-172-31-47-72 ~]# fdisk -l Disk /dev/xvdf: 10.7 GB, 10737418240 bytes, 20971520 sectors [root@ip-172-31-47-72 ~]# mkfs -t ext4 /dev/xvdf Allocating group tables: done |
ボリュームマウント
最後にOSからマウント出来たら、すべての作業は完了となります。
| [root@ip-172-31-47-72 ~]# mkdir /data [root@ip-172-31-47-72 ~]# mout /dev/xvdf /data -bash: mout: command not found [root@ip-172-31-47-72 ~]# mount /dev/xvdf /data [root@ip-172-31-47-72 ~]# df -h Filesystem Size Used Avail Use% Mounted on devtmpfs 488M 60K 488M 1% /dev tmpfs 497M 0 497M 0% /dev/shm /dev/xvda1 7.8G 1.1G 6.7G 14% / /dev/xvdf 9.8G 23M 9.2G 1% /data |