Route53

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Route53の概要

Route 53Route53は、可用性が高くスケーラブルなクラウドドメインネームシステム (DNS) ウェブサービスです。”www.example.com” のような名前を、コンピュータが互いに接続するための数字の IP アドレスに変換するサービスで、インターネット上の目的地へルーティングする、極めて信頼性が高く、コスト効率の良い方法となるよう設計されています。EC2インスタンス、Elastic Load Balancing ロードバランサーS3バケットなどの AWSで実行するインフラストラクチャにユーザーリクエストを効率的に接続します。

また、Route53を経由したトラフィックフローでは、さまざまなルーティングタイプ (レイテンシーベースルーティング、Geo DNS、地理的近接性、加重ラウンドロビンなど) を使用してトラフィックをグローバルに簡単に管理できます。このすべてのルーティングタイプを DNS フェイルオーバーと組み合わせることができるため、低レイテンシーのさまざまなフォルトトレラントアーキテクチャを実現できます。

Route53の料金

※2018/02/12時点 東京リージョン

メニュー 料金 条件
ホストゾーン 0.50 USD(ホストゾーンごと)/月 – 最初の25のホストゾーン

0.10 USD(ホストゾーンごと)/月 – それ以上のホストゾーン

月額のホストゾーン料は、1ヵ月に満たない分に対して日割り計算されません。ホストゾーンは設定時点で請求され、翌月からそれぞれ最初の日に課金されます。テストができるように、作成から 12 時間以内に削除されたホストゾーンについては無料となっていますが、そのゾーンでのクエリには料金が適用されます。
トラフィックフロー 1 ポリシーレコードあたり 50.00 USD/月 ポリシーレコードは、Route53 トラフィックフローポリシーを特定の DNS 名 (www.example.com など) に適用することを表わします。このトラフィックポリシーを使用して、その DNS 名に対するトラフィックを管理します。1 か月に満たない場合、上記の月額は日割り計算されます
標準的クエリ 0.400 USD(100 万クエリごと) – 最初の 10 億クエリ/月

0.200 USD(100 万クエリごと) – 10 億クエリ以上/月

クエリ料金は案分計算されます。例えば、ホストゾーンの標準的クエリが 10 万件ならば料金は 0.040 USD となり、ホストゾーンのレイテンシーベースルーティングクエリが 10 万件ならば料金は 0.060 USD となります。

Elastic Load Balancing、Amazon CloudFront ディストリビューション、AWS Elastic Beanstalk 環境、および Amazon S3 ウェブサイトバケットにマッピングされているエイリアスレコードをクエリする場合、クエリは無料です。エイリアスレコードは標準的クエリ、レイテンシー基準のルーティングクエリ、ゲオクエリのすべてのクエリタイプに対して作成できます。このようなクエリは、Amazon Route 53 の使用状況レポートに「Intra-AWS-DNS-Queries」、「Intra-AWS-LBR-Queries」、「Intra-AWS-Geo-Queries」として記載されます。

レイテンシーベースルーティングクエリ 0.600 USD(100 万クエリごと) – 最初の 10 億クエリ/月

0.300 USD(100 万クエリごと) – 10 億クエリ以上/月

Geo DNS および地理的近接性によるクエリ 0.700 USD(100 万クエリごと) – 最初の 10 億クエリ/月

0.350 USD(100 万クエリごと) – 10 億クエリ以上/月

ヘルスチェック 無料(50エンドポイントまで)

<基本的な料金体系>

AWS エンドポイント

ヘルスチェック ヘルスチェック 1 件につき 0.50 USD*/月

AWS 以外のエンドポイント

ヘルスチェック 1 件につき 0.75 USD*/月

新規および既存のユーザーは、同じ AWS アカウント内にあるか、同じ AWS アカウントにリンクされた最大 50 の AWS エンドポイントに対するヘルスチェックを無料で受けることができます。

Route53の特徴

特徴 説明
高可用性および高信頼性 AWS の高い可用性と信頼性を備えるインフラストラクチャを使用して構築されています。DNS サーバーの分散された性質により、お客様のエンドユーザーを確実にアプリケーションに転送します。トラフィックフローなどの機能を使用すると、フェイルオーバーを簡単に設定して、プライマリのアプリケーションエンドポイントが利用できなくなった場合にユーザーを代替場所に再ルーティングできるため、信頼性が向上します。
拡張性 自動的に規模を拡大して大量のクエリを処理するように設計されています。
AWSサービスと併用しやすい設計 他の AWS 機能や製品と合わせて運用するように設計されています。Amazon EC2 インスタンス、Amazon S3 バケット、Amazon CloudFront ディストリビューションおよびその他の AWS リソースにマップできます。さらにdentity and Access Management(IAM)サービスと Amazon Route 53 を併用することにより、DNS データを更新するユーザーをさらに詳細にコントロールできます。
シンプル セルフサービスでサインアップでき、数分で DNS クエリへの応答を開始することができます。AWS マネジメントコンソールまたは使いやすい API を使用して、DNS 設定を行うことができます。また、ウェブアプリケーション全体に統合できます。例えば、新しい EC2 インスタンスを作成する場合は、Amazon Route 53 の API を使用して、新しい DNS レコードを作成することができます。
高速・柔軟性 全世界の DNS サーバーのグローバルエニーキャストネットワークを使用し、ネットワークの状況に応じてお客様のユーザーを適切なロケーションに転送します。

柔軟性という点では、トラフィックフローでは、エンドポイントの状態、地理的場所、レイテンシーなど、複数の条件に基づいてトラフィックをルーティングします。

 セキュリティ   Identity and Access Management(IAM)の統合により、お客様の AWS アカウント内の各ユーザーに固有の認証情報と管理権限を付与し、Amazon Route 53 の各部にアクセス権を持つユーザーを指定することができます。

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