準備
openvswitch パッケージがインストール
openvswitch パッケージがインストールされていない場合は、以下のコマンドでインストールします。
#rpm -ivh openvswitchopenvswitch-2.6.1-3.x64_64
openvswitchの有効化
インストール後に、openvswitch サービスを起動し、有効化します。
# systemctl start openvswitch.service
# systemctl enable openvswitch.service
Open vSwitch ブリッジを実装
OpenStackユーザでログイン
OpenStackユーザでログインし、 Keystone 資格情報ファイルを読み込みます。
# source /home/ostack/ostackrcネットワークインターフェースのアタッチ状況確認
アタッチされたネットワークインターフェースを確認します。
# ip aブリッジ設定ファイル作成
ブリッジの設定ファイルを /etc/sysconfig/network-scripts ディレクトリー以下に作成します。ファイルの名前は ifcfg-briovs にします。静的 IP アドレス 10.0.0.1 およびネットマスク 255.255.255.0 を、briovs ブリッジに割り当てます。ブリッジには 00:00:00:00:00:01 という MAC アドレスを割り当てます。次の内容を、/etc/sysconfig/network-scripts/ifcfg-briovs ファイルに記述します。
DEVICE=briovs TYPE=OVSBridge ONBOOT=yes BOOTPROTO=static IPADDR=10.0.0.1 NETMASK=255.255.255.0 DEVICETYPE=ovs MACADDR=00:00:00:00:00:01 OVS_EXTRA="set bridge briovs other-config:hwaddr=$MACADDR"
ブリッジとインタフェースのマッピング
/etc/sysconfig/network-scripts/ifcfg-eth1 ファイルを作成して、eth1 インターフェースを、ポートとして briovs ブリッジに追加します。次の内容を、/etc/sysconfig/network-scripts/ifcfg-eth1 ファイルに記述します。
DEVICE=eth1
ONBOOT=yes
TYPE=OVSPort
DEVICETYPE=ovs
OVS_BRIDGE=briovsサービス再起動
サービスを有効化するために、再起動します。
# systemctl restart network.service
正常動作の確認
ovs-vsctl で、ブリッジとポートが正しく設定されたことを確認します。
# ovs-vsctl show
Bridge briovs Port "eth1" Interface "eth1" Port briovs Interface briovs