2017年11月27日からラスベガスで開催された「AWS re:Invent2017」でCEOアンディ・ジャシーがAuroraマルチマスター構成とグローバル分散DB Neptuneを発表した。
Aurora Multi-MasterとServerless
●Multi-Master
AuroraはこれまでもDBレプリカを異なるAZやリージョンマタギで作成することで障害に備えたり、DBからの読込を高速化することが可能でした。しかし複製はリードレプリカであり書き込みはできなかった。そのためマスターDBがダウンするとDB更新継続は不可能でした。しかし今回のリリースによりマスターがダウンしてもAZを跨いだ更新処理は可能となった。来年にはリージョン跨ぎの構成もサポートされる予定です。
●Serverless
普段はDBをオフにしておき利用するタイミングでDBを起動する構成が可能になりました。これにより負荷を一切見積もらずにDBコストを節約することが可能になります。
Aurora Neptune
AWSの独自DBエンジンにより、拡張性の高いグラフDBが構成可能になりました。RDBについても今後さらに機能拡張をし、差別化を図る方針をCEOが説明した。