AWS新しいEC2基盤「Nitro」

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AWSがEC2基盤を全面刷新した。その名も「Nitro」

Nitroとは?

Amazon独自のハードウェアで、自社開発した専用ASICを採用している。新ASICによりネットワークとストレージ性能を大幅に強化した。ネットワークからパケット処理をCPUからASICにオフロードし、従来比でネットワーク帯域を20%拡大し、ネットワーク遅延を50%削減を実現しています。これにより、CPUを仮想マシンの処理に従来より12%多く振り向けられるようにもなっています。

AWSは2015年にAnnapuranaLabを買収し、独自のASICを開発を自社で開始した。AWSとしては2015年にハードウェアを強化する方向性として、「商用ASIC」「FPGA(内部プログラミング)」「専用ASIC」の3つの選択肢があったが、規模のメリットを考え専用ASICでも十分採算があうと考え専用ASICの道を選んだ。AzureはFPGAを選択しています。AWSもAzureもクラウド専用のハードウェアを投入し差別化を図ってきている。クラウドはコモンディティ化したハードウェアで成り立っているという認識は過去のものになっています。

ハイパーバイザーも全面刷新

AWS専用のASIC投入と合わせて、このチップ用に最適化した「KVM」ベースの新しいハイパーバイザを開発した。Nitroハイパバイザーを呼ばれています。従来ハイパーバイザーが担っていた処理をASICへオフロードした超軽量のハイパーバイザーを開発した。

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