[情報媒体] 日経クラウドファースト
[空・雨・傘 + How To Do]
※[空・雨・傘+How To Do]フレームワークについては、ここで説明してます。
[空] ※事実の把握
- 概要
- 某小売会社はPOSデータ分析基盤をAzureへ移行
- 分析基盤にデータウェアサービスであるAzure SQL Data Warehouseを利用
- AWS上の基幹システムとBIシステムと連携するマルチクラウド環境を構築
- オンプレミス環境と比べ年間2000万円のコスト削減を実現
- POSデータは16TBを超える
- きっかけはExadataの保守切れ
- クラウドファーストが会社の方針
- Azure導入実績
- オンプレのExadataの保守切れとExadataを運用保守する専門の技術者を確保できないことがきっかけとなりクラウド移行を検討開始
- Amazon RedshiftとAzure SQL DWHで比較検討し、マルチバイト対応がきめてとなりAzure SQL DWHを採用
- AWS導入時の課題と対策
- テーブル分散方式が現行方式が非効率であったため処理に時間を要した。Azure SQL DWHでは3つの分散方式が選択できラウンドロビンにしたことで大幅に処理時間が改善した
- マルチクラウドによるネットワークボトルネック問題はあったが、それ以上にAI連携サービスなどに魅力を感じAzureとする。ダイレクトクエリー方式などの工夫でネットワーク問題へ対応
- マルチバイトへの対応が検討時はAzureだけであった。現在はRedshiftもマルチバイトへ対応している
- データ入力にはPolyBaseという機能でBlobStorageへ保管。Polybaseで出力されたデータはUTF-8に変換される
[雨] ※事実に基づく分析・解釈
- DWHサービスは、オンプレミスやクラウドを合わせると多数存在するため、将来的な連携や利用形態を考えて慎重に選択することが重要
- DWHはデータを保管するだけではない、以下に活用するかが重要で、その活用の手段として様々なサービスが用意されており、現在はAzureに優位性あり。オンプレミスだと活用するためのBIシステム構築など期間やコスト面でデメリットが多い印象
- マルチクラウド時代、ETLを利用したデータ連携などの需要も増えて来ると考えられる
[傘] ※分析・解釈に基づく行動あるいは提案
- DWHとデータ分析・レポートサービスとのパッケージ化により標準化を模索
- ワンストップで利用できるサービスこそ今求められている。データ収集・蓄積⇒分析・可視化⇒推奨アクション提案までをワンストップで実現できるサービスを検討
[How To Do] ※どのように行動・実行するか
- ータ収集・蓄積⇒分析・可視化⇒推奨アクション提案までをワンストップでサービス化可能か検討