[情報媒体] 日経クラウドファースト
[空・雨・傘+How To Do]フレームワークについては、ここで説明してます。
[空] ※事実の把握
- 概要
- 2015年からAWS利用開始。スモールスタート
- 1年に数回しか使わないシステムや利用頻度の低いレガシーシステムをオンプレミスからAWSへ移行
- 熱流動解析システムなど解析に高性能コンピューティングが必要なシステムのHPC(HighPerformanceComputing)環境をAWS上へ構築
- AWS導入実績
- 年に数回しか実行しない会計処理のためのSAPシステムをAWSへ移行し、セキュリティ確保のためにクライアントセキュリティ対策のためにWorkspacesを利用開始
- 熱流動解析システムへEC2インスタンスを利用しHPCクラスタ環境を構築
- AWS導入時の課題と対策
- 建設プロジェクト時に複数の企業がSAPシステムへアクセスする必要があり、従来はオンプレミス環境を都度構築していたが、Workspaceを利用することで環境構築と必要なタイミングでの利用が可能になり、コスト削減とリソース調達スピードがアップした
- 建設前の熱排出事前検証シュミュレーションするために数十コアのHPC環境をAWS上に構築する必要があった。ネットワーク遅延の問題があったが、最大で64コアのHPC環境を構築でき、プロジェクトに応じて伸縮自在のシステム構築が実現
- 共通基盤のAWS移行により、ITガバナンスが課題となった。例えばVPNルーター設置の負荷を軽減するために、DirectConnectを採用し複数あるサービスから費用や拡張性など考慮し投資対効果が高いサービスを選択した。今後は監視や運用手法も標準化していく予定
[雨] ※事実に基づく分析・解釈
- ITをAWSに統合することでコスト削減やリソース調達期間の短縮を目的した移行が建設業界でも進んでいる
- ITガバナンスを効かせたAWS利用するうえで必要な共通基盤を整備が建設業界でも始まった。
- HPC環境の利用形態によってはAWS利用によりコスト削減や拡張性などのメリットを享受可能になった。
[傘] ※分析・解釈に基づく行動あるいは提案
- HPCの利用需要に備えて、AWSの標準的なHPC構成パターンを確立する。運用することで発覚する課題については、実績を積み重ねる
- 共通基盤をクラウド上に移行する流れが加速する前にクラウド版のERP提供も検討
[How To Do] ※どのように行動・実行するか
- HPC構成パターンを確立し、連携可能なシステムやサービスを社内連携し顧客へ展開