クラウド・IoT時代の組織づくり③「意欲と業績の関係性」

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クラウド・IoT時代では、価値の源泉がモノ(ハードウェア)そのものからアイデアや技術など(ソフトウェア)に移りました。価値ある仕事も定型的な業務から創造力、洞察力、総合的な判断、交渉力などITでは置き換えられない領域に移ってきてます。

また、IT化により周辺業務の効率化や外部委託が容易になったため意欲があれば一人で大きな仕事が可能になりました。しかし従来の共同型組織はこのような変化を想定しておらず画一的な採用・育成、平等な処遇でした。この姿勢は個人の能力意欲にキャップをすることにつながり、個人の能力を十分に引き出せずに、人材獲得競争で欧米や中国に後れを取ることになってます。今後、野心や才能に満ち溢れた人材を獲得し、突き抜けた活躍そしてモチベーションを発揮してもらうには、組織から個人を分化する必要があります。

分化とは、物理的・制度的・認識的に個人を組織から分けることです。具体的には、仕事の分担や役割を明確にして権限と責任を与えることです。纏まった仕事を任されるとモチベーションアップにつながり、自律的な仕事が可能になります。それは自律的に創意工夫を行うことになり、結果が伴う確立がグッとアップし、成果や報酬が得られ外発的なモチベーションが高まります。また独力で物事を成し遂げることへの自己効力感がつき、それがさらに大きな目標への挑戦意欲につながる可能性があります。これが組織的に実現出来たら、会社の業績が2倍、3倍にすることもさして難しいことではありません。

ひと言コメント

キャップをすることなく、個人の能力を最大限に引き出し、さらに個人と個人の相乗効果を生み出されるような組織が理想であり、それを目指すべきだと考えています。

会社におけるキャップとは何か?私は、会社もしくは組織のチャレンジをさせない雰囲気だと思ってます。「無理だよ」「リスクだよ」というようなマイナス要素を含んだ言葉が飛び交うような雰囲気こそが悪で、それが個人の意欲を削ぎ、キャップをすることにつながり、それが突き抜けた業績をうめないことに繋がると考えてます。逆にいうと言葉一つ・行動一つで会社は変わるということだと考えてます。

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