クラウド・IoT時代の組織づくり①「適応が適応を妨げる」

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

日経新聞で、日本企業に対して個人を活かす組織づくりが求められているという記事が紹介されていました。ここ最近のクラウド、IoT、AIなどの技術革新で、企業の組織づくりも変わってきてます。

戦後の日本企業は人事部主導のもとに新卒を一括採用し画一的な研修を施して平等に処遇し、定年まで雇用を保証し福利厚生を充実させることで企業への忠誠心や社員の一体感を醸成してきました。個人より会社全体を重視する経営は高品質のモノやサービスを安定的に供給することが求められる工業社会に見事に適合し、高い生産性を実現し、高度成長を実現してきました。

ところがIT革命により経済のソフト化、グローバル化が急伸して日本の企業が築いてきた人や組織の強みがコンピュータにとってかわられて、グローバル社会における生産性は落ちる一方でした。見て見ぬふりを続けてきた日本社会も現在のこの状況に向き合わざる得ない状況にきています。

今、人間に求められるのは、創造力、洞察力、総合的な判断、交渉力などコンピュータには置き換えられない能力です。この能力は画一的なシステムで大量に育成は不可能です。強制や命令では、このような能力は身に付きません。

これらの能力を最大限に発揮し、企業に貢献してもらうためには個人の価値観や目的・同期などを踏まえ、組織を設計していく必要があります。

ひと言コメント

まさにダイバーシティ(多様な人材を積極的に活用しようという考え方のこと)の潮流が日本にもすぐそこまで来ています。実際の現場で働いていて、まだまだという印象はあるものの今後必ず組織の在り方を変えていくことが求められます。その時にすぐ行動に移すために、グローバル社会を意識した能力を身に着けておく必要性をひしひしと感じる今日この頃です。

スポンサーリンク
スポンサーリンク

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォローする