Azure Security Centerの課金の仕組み

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以前の記事[Azureセキュリティ強化(Security Center)]で紹介した通り、Azure Security Centerは、Azure上リソースのセキュリティ確保のためのソリューションです。

今回は、Azure Security Centerの課金の仕組みについて解説します。

Azure Security Center は 「Free」 と 「Standard」の2つのプランで提供されます。Free レベルでは、セキュリティ ポリシーを設定できるほか、必要なコントロールの構成プロセスを紹介するセキュリティ アラート、インシデント、推奨事項を受け取ることができます。 また、Free レベルでは、Azure リソースと、Azure サブスクリプションに統合済みのパートナー ソリューションのセキュリティ状態を監視することもできます。一方、Standard レベルでは、Free レベルの機能に加えて、高度な検出機能 (脅威インテリジェンス、行動分析、クラッシュ分析、異常検出) を使用できます。

Standard レベルは、最初の 60 日間は無料です。60 日目以降もこのサービスを引き続き使用する選択をした場合は、自動的に課金が開始されます。Security Center では、Azure Storage を使用して、保護対象のノードから生成したセキュリティ データを保存します。この記憶域に関連するコストは、サービスの料金には含まれません。通常の Azure Storage 料金が個別に適用されます。Storage 料金は、試用期間中にも適用されます。

最新のSecurityCenter料金は、マイクロソフトの公式HPで確認してください。

セキュリティ データ ストレージ(Azure Storage)の料金改定

2017 年 6 月から、次の変更が段階的に適用されます。

a) お客様のデータを Azure Storage から新しいデータ プラットフォームに移行します。お客様のサービスが影響を受けることはありません。また、お客様の方で何か作業をしていただく必要もありません。新しいプラットフォームに移行すると、Azure Security Center により収集されるセキュリティ データへの Azure Storage の請求は今後発生しなくなります。

Free レベルのお客様については、Free レベルを継続していただく限り、移行後にストレージやデータへの請求が発生することはありません。
Standard レベルのお客様については、上記の料金表で説明しているとおり、日次の付属データ量制限を超えない限り、移行後のデータへの請求は発生しません。

ひと言コメント

今までSecurityCenter利用料金とは別途、AzureStorage料金もかかっていましたが、6月から新プラットフォームに段階的に移行しストレージ料金はかからなくなります。これはSecurityCenterサービス拡大に寄与すると考えられます。ただし、費用対効果という意味では、1ノードあたり約1500円/月は高額に感じられるので、さらなる機能強化もしくは料金の引き下げがないと導入はすすまないと思います。

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