JINS MEME(ジンズ ミーム)の後方でデータ処理をサーバレス化

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ジェイアイエヌが販売する「JINS MEME(ジンズ ミーム)」は、スポーツから日々の生活、医療分野に至るまで、普通のメガネと同じようにかけるだけで実に様々なことが分かる画期的なメガネ型ウエアラブルデバイスとして注目を集めています。

メガネメーカーが作った製品ですが、単なるメガネではなく「メガネ型ウエアラブルデバイス」です。フレームにセンサーや電子回路、バッテリーを搭載。センサーが眼球の動きやまばたき、体の動きを検知して蓄積し、取得したデータはブルートゥースでスマートフォンに転送します。専用のアプリケーションで分析され、ユーザーの集中力や落ち着き、疲れや眠気、ランニングフォームなどを可視化できるというものです。

もう少し踏み込んで説明すると、JINS MEMEは視線の向き瞬きなど計測する3点式電位センサーと6軸センサーを兼ね備えており、Bluetooth(BLE)通信を介してスマートフォンにワイヤレスで転送します。この取得したデータを基に眼鏡装着覚醒と没入、落ち着き眠気といった意識が状態を把握し、運転時の眠気検出などの用途につなげる。

このサービスは、眼鏡型デバイス本体、スマートフォンアプリ、クラウドという3つの要素から成り立っています。データを処理するバックエンドのアーキテクチャは、AWS上に構築されたサーバレスシステムです。AWS Lambdaを用いて眼鏡側でサマライズされたデータを短周期でクラウドで処理して分析を行います。

ひと言コメント

JINSはサービス統合や作り変えを視野に入れ、マイクロサービス型アーキテクチャを採用しています。クラウドの特徴でもあるマイクロサービスという考え方は、今後我々インフラエンジニアに求められる視点の一つになっていくでしょう。AWSの構築は、電通国際情報サービスが担当しているようです。エンドユーザによりそいサービスとシステムを融合する役割が今後のSIerに求められてくると思います。

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