2017年12月にAzureでSAP向けベアメタルサービス提供開始

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

日本マイクロソフトは、Microsoft AzureでSAP HANA対応の大規模基幹業務システム向けベアメタルサーバを提供する「SAP HANA on Azure (Large Instances)」を、2017年末までに東日本リージョンおよび西日本リージョンで提供すると発表しました。

SAPのERP(総合基幹業務システム)製品や大規模データベースなどの企業向けベアメタルサービスを提供を開始予定です。

「SAP HANA on Azure (Large Instances)」は、インメモリデータベースのSAP HANA用にチューニングされた専用ハードウェアを提供するサービス。単一ノードで最大480コア(マルチスレッディングテクノロジーで最大960CPUスレッド)、最大20テラバイトメモリを搭載したベアメタルサーバを提供し、SLA(Service Level Agreement)として99.99%の稼働率を保証します。
具体的には、最小構成でXeon E7-8890 v3を2基/768ギガバイトメモリ。最大構成でXeon E7-8890 v4を20基/20テラバイトメモリとなっています。

東日本リージョンと西日本リージョンの両方で提供されるため、企業は大規模な基幹業務をAzureで実現しつつ、同時にディザスタリカバリの体制を持つことも可能になります。
料金は従量課金ではなく年間料金(コミットメントモデル)です。
日本マイクロソフトはまた、最大128コア、3.8テラバイトメモリを搭載する基幹業務向けの仮想マシン「Mシリーズ」も年内に東日本リージョンおよび西日本リージョンで提供することも発表しました。Mシリーズは通常の仮想マシンと同様に、短時間でのプロビジョニングが可能で分単位の課金となることから、高性能でありつつもクラウドならではの柔軟性や高いコスト効率を実現するものです。

ひと言コメント

このSAP向けのAzureベアメタルサービス提供開始に合わせて、国内14社のシステムインテグレータが導入支援サービスを開始するということです。TCO (Total Cost of Ownership) で考えるとコスト高になると考えられるが、マイクロソフト基準でのマネージドサービスは魅力的なのだろう。需要見込みがあったのことなのだろうが、どれほど導入が拡大するか見ものだ。

スポンサーリンク
スポンサーリンク

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォローする