Azure Virtual Machineの種類

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AzureVirtualMachineのインスタンスの種類は数十種類存在する。その中で、大きく「汎用」、「コンピューティング最適化」、「メモリー最適化」、「HPC」に分類される。

以下に各種類ごとの特徴と用途を纏めます。

種類 特徴 トータル性能 インスタンス 用途の例
汎用 CPU性能とメモリーのバランスをとる 低~中 Aシリーズ

Dシリーズ

開発環境、テスト環境用、小中規模用
コンピューティング最適化 メモリーよりCPU性能を重視 低~高 Fシリーズ

Hシリーズ

中規模、大規模
メモリー最適化 CPU性能よりメモリーを重視 低~中 Dシリーズ 中規模、大規模
HPC CPU、メモリー、ネットワークがハイエンド 中~高 Aシリーズ

Hシリーズ

シュミュレーション、ビデオエンコード、モデリング

■Virtual Machines シリーズ(インスタンス)

シリーズ 概要 ユースケース
Aシリーズ 開発とテストに適したエントリ レベルの経済的な VMです。A シリーズの VM は、開発とテストのような、エントリ レベルのワークロードに最適な CPU のパフォーマンスとメモリ構成を備えています。 開発とテスト サーバー、低トラフィックの Web サーバー、小から中規模のデータベース、概念実証向けのサーバー、コア リポジトリ
D シリーズ 汎用コンピューティングです。D シリーズの仮想マシンは、SSD、高速な CPU、最適化された CPU ・メモリ構成を特長としており、ほとんどの汎用的なアプリケーションに適しています。 ほとんどのアプリケーション、リレーショナル データベース、メモリ内 Caching と分析
F シリーズ コンピューティングに最適化された仮想マシンです。F シリーズは 2.4 GHz Intel XeonR E5-2673 v3 (Haswell) プロセッサを基盤としています。 バッチ処理、Web サーバー、分析、ゲームなどのシナリオに最適です
G シリーズ 仮想マシンに最適化されたメモリとストレージが特徴です。G シリーズの仮想マシンには、最新の IntelR XeonR プロセッサ E5 v3 ファミリ、汎用の D シリーズ の 2 倍のメモリと 4 倍のSSD が搭載されています。 大規模な SQL データベースと NoSQL データベース、ERP、SAP、データ ウェアハウス ソリューション
H シリーズ ハイ パフォーマンス仮想マシンです。Azure 仮想マシンの H シリーズは、次世代型のハイ パフォーマンス コンピューティング VM で、分子モデリングや計算流体力学など、最高級のコンピューティング能力が必要な場合に最適です。 ハイ パフォーマンス コンピューティング, バッチ処理, 分析, 分子モデリングと流体力学
L シリーズ ストレージに最適化された仮想マシンです。短い待機時間、高いスループット、大きなローカル ディスク ストレージを必要とするアプリケーションに適しています。 Cassandra、MongoDB、Cloudera、Redis などの NoSQL データベース。データ ウェアハウス アプリケーション、大規模なトランザクション データベースなど
N シリーズ GPU が有効な Virtual Machinesです。GPU はコンピューティング処理やグラフィック処理の負荷が高いワークロードに最適です。 グラフィック レンダリング、ビデオ編集、リモート視覚化、ハイ パフォーマンス コンピューティングと分析。

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