Amazon RDS for Auroraアーキテクチャ

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Auroraは、2015年10月に日本でリリースされたクラウドネイティブのリレーショナルデータベースサービス(以下、RDB)です。Auroraは、オープンソースのRDB「MySQL」との互換性を持たせつつ、性能や可用性を高めたサービスとなります。

特徴については、「Amazon RDS for Auroraの特徴」で解説したので、ここではAuroraのアーキテクチャを解説します。

Auroraと言えば、RDBの要素を3層に分離した、従来のRDBとは一線を画すアーキテクチャであることは有名ですが、実際にどのような構成か見ていきます。

【アーキテクチャイメージ図】

ポイント 説明
 キャッシング機能分離の利点 従来までは再起動するとキャッシュデータは削除されていましたが、キャッシュ層が分離されたことで障害やメンテナンス作業時も性能維持やサービス継続が可能。
 ストレージ耐障害性 ストレージも分離し、独自に実装されたことで、初期容量10GBからデータサイズに合わせ64TBまで自動拡張。さらに自己修復機能も備えています。
 リードレプリカ冗長構成 リードレプリカは最大15個まで作成可能。プライマリーインスタンスとリードレプリカ全体でストレージを共有するので、柔軟性と耐障害性が高い

ひと言コメント

Auroraは、従来のRDBとは全く別物という印象です。アーキテクチャとしては、理にかなっておりクラウドの利点を生かした構成です。但しAuroraを採用したときのアプリケーション改修費用は小さくなく、ユーザがどういう判断を下すかがポイント。

クラウドファースト時代、クラウドサービスに合わせたアプリケーション改修が当たり前になれば、その波によりAuroraも普及すると考えられます。

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