Azureストレージサービスの種類(BLOB,Table,Queue,File)

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Azureストレージサービスとして、現時点では、4 つのサービスが提供されています。BLOB Storage、Table Storage、Queue Storage、および File Storage です。

Azureストレージアカウント作成することでストレージサービスが利用可能となります。アカウントとサービスの関係性の概念としては、以下のイメージです。

それでは、4つのサービスについて説明していきます。

1.BLOB

BLOB Storage は、非構造化オブジェクト データを格納します。 ドキュメント、メディア ファイル、アプリケーション インストーラーなど、任意の種類のテキスト データやバイナリ データを BLOB として保存できます。 BLOB Storage は、オブジェクト ストレージとも呼ばれます。

BLOB Storageにも2種類があります。


① ページBLOB

ディスクストレージとも呼ばれ、Azure仮想マシンのディスク(VHDファイル)の格納先として使用されます。もう少し具体的に説明すると、IaaS のディスクとして使用でき、ランダムな書き込みをサポートするように最適化され、最大 1 TB (テラバイト) までサイズを拡大できます。 Azure 仮想マシン ネットワークに設置された IaaS ディスクは、ページ BLOB として格納される VHD です。

② ブロックBLOB

BLOBストレージとも呼ばれ、バックアップデータ、各種ログ、動画ファイルの格納に使用されます。もう少し具体的に説明すると、ストリーミングとクラウド オブジェクトの格納に最適化されているので、ドキュメント、メディア ファイル、バックアップなどの格納に適しているというわけです。


!ポイント

誤ってブロックBLOBにVHDファイルをアップロードした場合は、一旦VHDファイルを削除した後に、ページBLOBに再度アップロードする必要があります。

2.Table

Table Storage には、構造型データセットが格納されます。 Table Storage は、NoSQL キー属性データ ストアであるため、開発が迅速化され、大量のデータにすばやくアクセスできます。

3.Queue

Queue Storage は、ワークフロー処理およびクラウド サービスのコンポーネント間通信のための、信頼性の高いメッセージング機能を提供します。

4.File

File Storage は、標準的な SMB プロトコルを使用して、レガシ アプリケーション用の共有ストレージを提供します。 Azure の仮想マシンおよびクラウド サービスでは、マウントされている共有を介して、アプリケーション コンポーネント間でファイル データを共有できます。オンプレミスのアプリケーションでは、ファイル サービス REST API を介して、共有内のファイル データにアクセスできます。

!ポイント

Azure仮想マシンからファイル共有へアクセスする場合は、net useコマンドで接続可能です。

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